うつ休み

只今"うつ"にて休憩中。ゆるりと更新予定

母と娘のバトル④

 

最近、私は学校へ行かない。

 

 

はじまりは持久走大会の日だ。

 

強制的に参加させられる持久走大会が嫌すぎて嫌すぎて、サボってしまったのだ。

 

これまでインフルエンザや熱が出た時以外で、学校を休んだことがなかった私は罪悪感で心がいっぱいになってしまった。

 

 

次の日も学校を休んでしまった。

もうクラスの皆に合わせる顔がない。

皆苦しい思いをして走り切ったに違いない。

それなのに私はズルして休んで、、、

 

 

それでも流石に、その次の日は学校へ行くことになった。

朝、お母さんにキレられて もう行かない訳には行かなかった。

 

学校へ行くのがこわい。

6年間通い慣れた通学路を重い足取りで歩く。

クラスの皆になんて責められるんだろう。

クラスの皆は私に何を思っているだろう。

 

 

クラスの扉をガラッと開ける。

 

そこにはいつもと何ひとつ変わらない日常が広がっていた。

 

私に気づいた友達が「おはよう」と声をかける。

私は「おはよう」と挨拶を返す。

 

特に責め立てられたり休んでいたことに触れる訳でもなく、いつもと何も変わらない日常が始まった。

むしろ休んだことすらなかったかのように…

 

 

あぁ、なんだか気持ち悪い。

なんだか、違和感を感じる。

 

私なんか居なくとも関係なく世界がまわる。

私なんか居なくとも関係なく日常は進む。

私なんか居なくても関係ないんだ。

 

 

そう思ってしまうと学校へ行く意味なんて、一瞬で消え去って行った。

今までなんの為に学校へ行っていたんだっけ?

 

 

学校へ行かなくとも、家のパソコンから情報は得られる。

学校へ行かなくとも、勉強は出来る。

学校へ行かなくとも、友達はいる。

 

 

なんで学校へ行かなくちゃいけないのだろう…

 

 

「学校は行くもんでしょ!」

 

お母さんに聞いても、そんな答えじゃ全然納得出来ない。

 

かと言って、自分が学校へ行きたくない理由も上手く言葉で表せなくて…

 

 

毎朝 毎朝、怒鳴られる。

「行きたくない」だけじゃダメなのかな。

こんなに泣いてすがって訴えてるのに…

 

「行きなさい!!」

バチン

 

ビックリした。殴られた。驚いた。

もう無理だ。誰も私の事を分かってくれない。

もう嫌だ。何もかも。

もうダメだ。私も母も………。

 

 

 

………母と娘のバトル⑤へ続く。

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